「次の案件が決まらず、このまま社内ニート(SES待機状態)になるのかな……」
「待機中ってクビになったり、給料カットされたりするのは違法じゃないの?」
SES(システムエンジニアリングサービス)で働いていると、契約満了の時期が近づくたびにこうした不安が頭をよぎりますよね。特にSESで働く30代エンジニアにとって、スキルの停滞や年収アップの遅れはキャリアに関わる死活問題です。
結論から言うと、適切な知識を持ち、正しく行動していればSESの待機を恐れる必要はありません。
私も32歳でIT未経験からSESへと転職し、常駐先のSalesforceパートナー企業でプリセールス業務をしていました。私自身は転職を挟んだため社内待機を経験していませんが、仲良くしていたSESの営業担当者から「SES待機期間の実情」をよく聞いていました。
今回は、私の体験談と営業担当者の話をもとに、SES待機期間中の給料(給与)の仕組み、給料カットが違法になるケース、「絶対に待機にならないための具体的ステップ」、そして「待機を機に転職する最高のタイミング」を解説します!
SES待機期間中の給料・給料カットのリアル(給与カットは違法?)
「SESで待機になったら給料はゼロ?」と思われがちですが、結論から言えば会社都合の待機期間中も給料(休業手当)は必ず支払われます。
法律上のルール:平均賃金の6割以上が義務
会社都合でエンジニアを待機(休業)させる場合、労働基準法第26条により、会社は「平均賃金の6割以上」の休業手当を支払う法律上の義務があります。
💡 「平均賃金」のポイント 直近3ヶ月の給与総額(基本給+残業手当+各種手当)を暦日数で割った金額が基準になります。直前に残業が多い現場にいた場合、手当が想定より高くなるケースもあります。
注意!悪質なSES企業による「給料カット」の手口
法律で守られているとはいえ、一部のグレーな企業では以下のような手口で実質的な給与カットを行ってくる場合があります。
- 基本給の低設定による実質カット: 「月給25万円(基本給15万円+各種手当10万円)」のように契約し、待機期間中は手当を全額カットして基本給の6割(約9万円)しか支給しないケース。
- 完全無給や給与カットの強制: 「案件が決まらないのはあなたのせい」として給料を全額カットしたり、有給消化を強要したりする行為は明確な違法(労働基準法違反)です。
- 不当な圧力(嫌がらせ): 在宅待機中に過度なレポート提出や無意味な作業を課し、精神的に追い詰めて自主退職へ誘導するケース。
SES待機期間が3ヶ月以上に及ぶと、会社からの見えないプレッシャーや減給で精神的に追い詰められがちです。「評価体系や給与制度がしっかりした優良企業」に身を置くことが何より重要になります。
「SESで待機にならないエンジニア」が絶対にやっている3つのこと
「案件が決まらないのは自分の技術力不足のせい……」と悩む必要はありません。SES営業から見れば、「案件に提案しやすいエンジニア」と「提案しづらいエンジニア」には明確な違いがあります。
待機を回避し、常に求められる存在になるための3ステップを紹介します。
【待機回避の黄金ロードマップ】
- [Step 1] 進むべきキャリアを1つに決める(ブレない)
- [Step 2] そのキャリアで一番評価される資格を取得する
- [Step 3] キャリアに沿った実務経験を積み、営業へ強烈にアピールする
① まず最初に「進むべきキャリア」をしっかり決める
一番やってはいけないのが、「開発もインフラも、案件があるなら何でもいいです」というスタンスや、希望をコロコロ変えることです。軸がブレているエンジニアは、営業側もクライアントにどう提案していいか困ってしまいます。
「自分はSalesforceの開発キャリアを築きたい」「クラウドインフラ(AWS)の設計・構築を極める」など、進む軸をひとつに絞り込みましょう。
② 決めたキャリアで「一番評価される資格」を取得する
進む方向が決まったら、その分野で最も説得力のある資格をピンポイントで取得します。単なる勉強アピールではなく、「資格」という客観的な証明を持つエンジニアは、営業が現場に提案する際の強力な武器になります。
また、資格取得は「目的のために自主的に努力できる人」という証明にもなるため、営業担当者目線でも非常に紹介しやすくなります。
③ キャリアに沿った実務経験を積み、営業を味方につける
自分の軸に沿った実務経験を少しずつでも積み重ねたら、その実績とやりたいことを営業へハッキリと伝えておきましょう。
SES営業の仕事は「企業とエンジニアを結びつけること」です。やりたいことや努力の姿勢が明確なエンジニアであれば、営業側も優先して案件へのアサイン(営業支援)を行ってくれます。
「SESの待機」は絶好の転職タイミング!放置するリスクとは?
もし「待機期間が3ヶ月近く続いている」「営業が案件を探す気配がない」という状態なら、それはSESから転職する絶好のタイミングです。
待機状態を放置すると、以下のようなリスクが生じます。
- 職務経歴書に書ける実績が増えず、SES 30代年収の相場から取り残される
- スキルが停滞し、年齢だけを重ねてさらに案件が決まりにくくなる
- 給料カット(手当カット)で生活が困窮する
待機期間が発生するのは、あなたの能力不足ではなく「会社の営業力不足」や「案件選定のミスマッチ」が原因であることがほとんどです。
💡 【今の環境に不安を感じたら「自分の市場価値」を確認しよう】
「営業が全然動いてくれない」「今の会社だと希望のキャリアに沿った案件に入れない」「待機のたびに減給の恐怖におびえる働き方から脱出したい」と感じているなら、他社への転職を視野に入れるのが一番の解決策です。
おすすめなのが、IT専門の転職エージェント「Geekly(ギークリー)」の活用です。
- SES特有の悩み(待機問題や年収の伸び悩み)を熟知したプロがサポート
- 優良SES企業だけでなく、社内SEや自社開発・受託開発企業の求人も多数
- あなたの経験や資格を適切に評価し、年収アップにつながる求人を提案
不安を抱えたまま社内ニートとして時間を浪費する前に、まずは自分が転職市場でいくらで評価されるのか、無料相談で確かめてみましょう!
まとめ:正しく動けばSESの待機は怖くない
SESでの「待機期間」は、適切なアプローチ(キャリアの明確化・資格取得・営業との連携)を行うことで十分に防ぐことができます。
しかし、もし現在の会社がエンジニアの成長をサポートしてくれなかったり、待機のたびに不当な給料カットを行ってくるような環境であれば、迷わず次のステップへ進むべきです。
「待機期間=自分の市場価値を見直すチャンス」と捉え、第一歩を踏み出してみませんか?正しい知識と行動で、不安のないエンジニアライフを手に入れましょう!あなたの挑戦を心から応援しています!
最後まで読んでくださったあなたへ
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私はこのブログやSNSを通して、高卒・自動車工場勤務からキャリーケース1つで上京し、未経験からIT業界へ飛び込んだリアルな体験談を発信しています。
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✍️ この記事を書いた人
大塚 雅仁|キャリア戦略研究所
高卒・地方の自動車工場勤務から32歳で一念発起し、未経験でIT業界へ転職。
転職と同時に地方から上京。
SES企業でのSalesforce研修・プリセールス経験を経て、現在は事業会社のDX推進担当としてSalesforceを活用した社内DXに従事。
実体験ベースの「リアルで嘘のないIT転職・キャリア戦略」をブログ・note・Xで発信中。
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